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2016-04-19

Vol.20 適材適所で住宅長持ち

■適材適所で住宅長持ち

「うちの家は古いから、木が腐ってきてるんですよ。」
こんな相談を良く受けます。
でも、木は古くなっただけでは腐らない!って知ってますか?

■腐ってしまった木と腐らない木

同じ家の中なのに、木材が腐ってしまった部分とまだまだ丈夫な部分があるのはなぜでしょう?
木はある条件を満たすと腐り始めます。その主な原因は水分。木の水分を我々は「含水率」と言う言葉で判別します。
木の含水率を常に10パーセント以下に抑えてあげられれば、木は腐る事はありません。

どうして何で腐っちゃうんだろう?

木の含水率が高くなる要因
1・雨漏りによる浸水である部分が雨降りのたびに濡れてしまう。
2・風呂場等の水周りで浸水の箇所があり濡れてしまう。
3・給排水配管の以上で水漏れが生じ、濡れてしまう。
4・結露により常に含水率が高くなる箇所がある。
主に、上記4点が考えられます。

水分が高くなるとなぜ腐るのでしょう。それは以前お話しましたように、腐食菌と言う木を腐らせる菌が
繁殖・活動し易い為です

水分が高くたって木は腐らないです。

その通り!!なんとなく不思議なところですが、「安芸の宮島」は年中、海水に浸かっているのに腐らない。
「木が太いから?海水だから?」
川や池に埋まっている木杭も腐らない。
「木は細いし、海水じゃないね?」

今度は水分が高すぎて「腐食菌」が生きていられないからです。

では、どんな木材でも腐らないの???

いいえ、そんな事はありません。「水に強い」「上からの力に強い」
「曲げられる力に強い」「シロアリに強い」「光沢がある」「香りがよい」
などなど。。。それぞれが、たくさんの特性を持ち合わせています。

その特徴を上手に使いこなすのが、大工(工務店)の重要な仕事。
檜(ひのき)は水に強い、と言いますが、一口に檜と言ってもまず産地が違います。
木曾、天竜、台湾、備州、尾鷲など、産まれ故郷によって特性は様々。さらに同じ産地、
同じ一本の木の中でも、根っこに近いほうと先に近いほうでは木の個性が違います。同じように
木の芯(内側)の方と皮(外側)では、またまた働きが違うのです。

檜の他にも「すぎ」「ひば」「まつ」「つが」・・・・。これらの木達を上手に組み合わせると、立派な、
長持ちのする丈夫で美しい家が建つのです。
我々大工の言葉で「木組み」という言葉があります。
これは木を組み合わせると言う意味ではなく、木の性格をあわせて、よりその性格が生きるように
一つのものにするという、深い意味があります。

宮大工の故・西岡常一(にしおかつねかず)棟梁の言葉に「木組みは人組み」というものがあります。棟梁ならではの言葉だと思います。
大工は木を組み、棟梁は木をもちろん、人(職人)を組む。という意味ではないでしょうか?
すばらしい建築を造り上げるためには、よい材料だけでなく、すばらしい人組みが出来てこそ、
その力を発揮するのでしょう。

まさに適材適所。木材も人材もなのですね。
先人の言葉の重たさに、感謝。

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